しばらく更新をサボってしまったが、その間にApple Musicのサービスが始まった。
蓋を開けてみれば、楽曲は弱いものの(iTunes Storeのコンテンツを全て聴けるという予想は外れてしまった…)AWAやLINE MUSICにはない独特なラインナップが悩ましいところだ。
むしろApple Musicよりもサービスと同時にリリースされたiTunes12.2に搭載された機能、iCloudミュージックライブラリに注目した。この機能を利用するとiTunesに溜め込んだ全ての(…とは言い切れないのが悔やまれる現状。この点は後述する。)ミュージックライブラリがiPhoneやiPadなど各デバイスでクラウドを介して再生できる優れものだ。筆者はこれまでのiTunes Matchを使ったことがないのでこれとのサービスの差別化は如何なるものかは不明であるが、とにかく私のミュージックライブラリは248GBと膨大なので全て完了するのに2〜3日ほどかかってしまった。それでも「待機中」といった表記が出てしまったり、完全にクラウド化できたとは言い切れない状況だ。
同期したはずの楽曲がApple Musicで全く違う楽曲に置き換わっていたり(iTunesの母艦の楽曲が差し替わるわけではない)登録したはずのアートワークが全く関係のない画像が表示されたりするバグがあるようだ。
これらは曲名やアーティスト名を変更することで回避できるらしいが、いろいろ面倒である。

外出中に3時間ほど4G/LTE回線だけを使って聴いてみたところ約450MBも食ってしまった。
(ファイル容量によるのかもしれないが)私の音楽ライブラリの大半はAppleロスレスもしくは320kbpsのmp3でエンコードされているからだ。ちなみにApple Musicのフォーマットは256kbpsのAACだが音質の違いはほぼ分からない。オフライン再生でこのデータをデバイスのHDDに取り込むことも可能だが、DRM保護されており基本的にダウンロードしたデバイスでしか再生できない。iTunes母艦にiPod classicを繋いで同期したが聴くことはできなかった。

定額音楽配信サービス3強(?)が揃ったが、まだまだ「痒いところに手が届かない」印象だ。